Blinkx(ブリンクス)
■創設年:2003年
■ステータス:未公開企業
■所在地:San Francisco, CA(海外拠点をLondon, UKに置く) ■連絡先:Tel:(415) 392 8282
■URL: www.blinkx.com
■社員数:28名(2005年4月現在)
■主な経営陣: Suranga Chandratillake氏(共同設立者およびCTO:コンテンツ管理用ソフトの英国 企業Autonomy社の前CTO)、Mark Opzoomer氏(CEO:2001年~2003年までYahoo!社に てEuropean Managing DirectorおよびRegional VPを務めた)、Jonathan Gregg氏 (VP of Business Development:Yahoo!社では7年間に渡りManager of Global Alliancesとして活躍)
■最近の資金調達状況: 会社設立に際し、6名のエンジェル投資家らを中心に900万ドルを調達。現在、シリー ズAラウンドにて2,000万ドルの資金調達に取組んでいる(参加投資家の詳細情報は公 開されていない)。
■事業概要および製品の特長: 本来、Autonomy社(コンテンツ管理用ソフトの開発企業)のエンジニアグループが、 自社技術の一部をライセンス契約した事がきかっけで設立。デスクトップに常駐した 同社製ソフトでは、クライアントPC内を高速検索したり、電子メールやウエブサイト などでの表示文書を基にウエブ検索の個人化を実行。過去に閲覧・検索した情報源を 自動的に記憶する「Stuff I’ve seen」と呼ばれるユニークな機能も搭載されてい る。オンライン検索の分野ではYahoo!、MSN、Googleが大手とされるが、新興企業の 中では、Blinkx社が独自の検索サービスで業界から注目を集めている。この新サービ ス「blinkx.tv」は、テレビ番組等からインターネット上で動画コンテンツを検索す るもの。欧米20以上の放送局(地上および衛星)、ラジオ局の他インターネットから も収集された番組コンテンツ(画像および音声)をデジタル化し、再生ウィンドウで ストリーミングする。高性能な音声認識技術で抽出されたキーワードを含むインデッ クスは4万7,000時間分のビデオコンテンツで構成(2005年4月現在)。前述の大手各 社でも、既に動画コンテンツの検索サービスに乗り出している(Yahoo!およびGoogle は現在ベータ試験中)が、Blinkx社の検索機能に対する主な差別化は、単純なキー ワード検索に終始するのではなく、その背後にある「コンテクスト」まで識別した上 で、絞り込まれたコンテンツのみを関連度の高い順に表示する点だ。また、BBC放送 やESPAN、Fox News、Reuters等の大手メディア企業との提携関係が、多種多様なビデ オニュースクリップからの検索に大きく貢献している。
■収益モデル等: 現在までのところ、同社から売上状況に関する情報は発表されていないが、将来的な 収益モデルとして以下2つのアプローチが検討されている: 1.配信ネットワークモデル:blinkx.tv経由でコンテンツ所有者のサイトに入って くる配信トラフィックに課金する方法。コンテンツ所有者は、同社に定額料金を支払 うか、Blinkx社の配信トラフィックで派生した売上を分配する方法を選択する。 2.メディア企業等とのライセンス契約に基づき、コンテンツのインデックス化を行 う。各コンテンツを再生する前に、契約先をビデオ宣伝することで、広告収益を期待 したもの。メディア企業との間では、広告表示を条件にコンテンツの無償利用が認め られる 。
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