Coghead, Inc.(コグヘッド)
■設立年:2003年5月
■ステータス:未公開企業
■所在地:325M Sharon Park Drive, #223 Menlo Park, CA 94025
■URL: www.coghead.com
■社員数:17名(2006年9月現在)
■主な経営陣: Paul McNamara氏(共同設立者およびCEO:同社設立に先立っては、El Dorado Venturesの駐在起業家として務めていた)、Greg Olsen氏(CTO:2001年にPeregrine Systemsが2億2,700万ドルで買収したExtricityの共同設立者)、Brian Reaves氏(VP of Service Delivery)。2006年10月には顧問委員会にSteve Bourne氏をはじめJohn Seely Brown氏、Guy Kawasaki氏、Ariel Poler氏、Rocky Roccanova氏、Vishal Sikka氏と業界有識者6名が参画した。
■最近の資金調達状況: 今年初頭に完了した最初の調達ラウンドにて、El Dorado Venturesより320万ドルを確保。
■事業概要およびサービスの特長: エンドユーザが独自に開発できるDo-It-Yourself(DIY)型のウェブ構築サービス。その内容は多様だが、同社では特に、これまでカスタムアプリケーションの開発や、こうした業務の外部委託を強いられてきた法人向けに、ホスティングアプリケーションの開発サービスを専門としている。同社製ソフトにおける最大の特長は、ドラッグ・アンド・ドロップ/ビジュアル機能の搭載により、基本的なExcelマクロやデータベースアプリケーションを記述する程度の知識があれば、誰でもロジスティックス・トラッカーをはじめCRMプログラム、プロジェクト管理システムなど高度な企業アプリですら、簡単に構築できる点にある。この他、企業にとっては、新規のハード/ソフトウエアを購入する必要がない事、インターネットへの接続環境であれば、場所を問わずアプリケーションにアクセス可能な事、本質的にマルチユーザ対応である事、IT部門の煩雑な業務と干渉することなく、低コストでアプリケーションのカスタム開発が実現できる事、データとアプリケーションを集中/遠隔管理できる点でもメリットがある。Cogheadを利用してアプリケーションを構築する際、それに対応するウェブサービスのインターフェースが自動的に整備される。さらに、他のアプリケーションから外部のウェブサービスを統合させる機能も備えている。要するに、Google Mapや株式市場のフィードなど他のウェブサービスと統合できる、マッシュアップ・アプリケーションを構築するためのプラットフォームである。
■当該市場の現状と今後の課題: 同社製品は、パッケージソフトとカスタムプログラミングの中間に定義される。こうした製品に対する市場は、未だ完全に成熟していないが、規模としては非常に大きいと期待されている。一方、同分野における課題は、用語の統一感が欠如している点である。例えば、開発者の間で使われる「テーブル」や「ビュー」という表現が、Cogheadでは「コレクション」(フィールドのコレクションという意味)とされていたり、アプリケーションによって使用される用語が異なっている。競争のかなり激しい同分野で他社との競争に勝つためには、先ず、利用者が導入製品の選択を戸惑わないように、用語の標準化を行うことが必要であろう。
Coghead
by Kanabo Consulting Inc. on November 1st, 2006
Posted in Company Profile Tagged with no tags
Search
Categories
AI (2)
Big Data (4)
Clean Technology (7)
Cloud Computing (7)
Collaboration (7)
Company Profile (74)
Data Center (3)
Drone (1)
FinTech (7)
Healthcare (2)
Internet (1)
IoT (2)
Networking (3)
Open Source (1)
Robotics and AI (3)
SaaS (8)
Security (7)
Semiconductor (1)
Smart Grid (2)
Social Media (3)
Storage (3)
SWOT (11)
Updates (1)
Tags
no tags