Ooma

by Kanabo Consulting Inc. on October 1st, 2008

Ooma(ウーマ)

■技術の分野:IPテレフォニー

■設立年:2005年

■ステータス:未公開企業

■社員数:47名

■所在地:1840 Embarcadero Road, Palo Alto, CA, 94303

■連絡先:Phone:650-566-6637

■URL: www.ooma.com

■主な経営陣 Andrew Frame氏(設立者およびCEO)、Toby Farrand氏(VP of Engineering and Operations)、Dennis Peng氏(VP of Product Management)、Ashton Kutcher氏(Creative Director)、Anurag Lal氏(Chief Business Development and Sales Officer)、Rich Buchanan氏(Chief Marketing Officer)、Tami Bhaumik氏(VP Marketing)

■最近の資金調達状況 2005年1月、シリーズAの投資ラウンドでDraper Fisher Jurvetson、Worldview Technology Partners、Draper Richards、WI Harper Groupより800万ドルを調達。続く翌年12月、シリーズBでは、上述の既存投資機関にThe Founders Fundが参画し、1,800万ドルを確保した。また、今年9月に完了したシリーズCにおいては、前回(シリーズB)に参加した投資機関に Telecommunications Development Fund(取締役員にFCCの会長が在籍するベンチャーキャピタルファンド)が新たに加わり、1,600万ドルを調達。これまで総額4,200万ドルのベンチャー資金を得ている。

■事業概要 ブロードバンドを導入した世帯や法人を対象に、長距離通話の大幅なコスト削減と電話サービスのコントロールを目的とした技術を開発・提供。ooma hubと呼ばれる機器をブロードバンド回線と親機に接続するだけで、有線/無線の電話回線での通話が可能になる。米国内においては、月額制のIP電話が主体とされる中、同社のP2Pを活用したサービス「White Rabbit」では、上述の接続機器を250ドルで購入すれば、国内通話は一切、無料で利用できるようになる(国際通話は有料)。尚、電話機が2台以上の場合は、「Scout」という機器を追加購入し、電話機と回線に接続するのみで、これにも同様に無料通話が可能になる。勿論、電話の利用頻度や現在契約をしている電話サービスにもよるが、この初期投資費用は、最初の一年間以内で回収できる額である。また、ボイスメールの管理や設定変更などのオンライン操作機能に加え、同一の電話番号で、親機の通話中に子機でも通話ができるよう自動的に2本目の回線を設ける機能も点も同技術の特長となっている。サービス料は課金していないが、将来的な収益源として、自社製電話機対応の新製品の展開を計画する他、個人化できるリングトーンなど多様な機能を付加することで、固定電話を維持しながら、それに携帯電話機としての役割を持たせるようなビジョンも視野に入れている。

■将来展望 IP電話業界の中でも、同社の技術とサービスにおける革新性、費用効果への説得力は充分ありながらも、過去2回目までの投資ラウンドで獲得した2,600 万ドルの資金に底が着き始めたという噂や、離職する主要幹部が出てくるなどの危機感が報じられたことはあった。しかし、今年に入ってからは、これまでの Amazonや自社サイトでのオンライン販売に加え、米国内最大手に数えられる家電販売チェーンBest Buy社の店頭販売(オンライン販売もあり)に乗り出した他、Sling Media社では、STB製品の展開から6ヶ月以内で10万台、2008年中盤の時点で50万台の販売実績を挙げるなど、IT産業のマーケティング分野で手腕を見せたRich Buchanan氏を起用し、販売力の強化にも本格的に取り組んでいる。サービス受信には、先ず、機器の購入が前提条件ではあるが、長期的には大幅なコストダウンが保証されるというメリットで、他社IP電話サービスとの差別化にいかに説得性を打ち出すかが、今後における成功の鍵になるであろう。このコスト効果については、同社のHPで簡単に解説されている他、30日間の無償トライアルサービスを展開することで、消費者に実体験の機会を与えている。国際通話は、有料だが、他の電話会社等の料金に比べると、これも安価な分類に入る。従って、業務の性質上、海外市場と頻繁に通信を行う企業に対しても、無制限の国内通話+安価な国際通話料の両面で大きなセールスポイントになるであろう。


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