Schooner Information Technology

by Kanabo Consulting Inc. on September 1st, 2009

Schooner Information Technology社 (スクーナー・インフォメーション・テクノロジー)

■技術の分野:次世代データセンターアプライアンス

■ステータス:未公開企業

■設立年:2007年

■社員数:該当情報なし

■所在地:1350 Willow Rd, Suite 101 Menlo Park, CA, 94025

■連絡先:(650) 328 4200

■URL: http://www1.schoonerinfotech.com

■主な経営陣 Dr. John R. Busch(社長およびCEO)、Dr. Thomas McWilliams(会長およびCTO)、 Michael Pray氏(SVP WW Sales/Marketing)、 Mark Lohmeyer氏(VP Products: 旧VERITAS Software社のSymantec Corporation社では、製品販売・管理チームを統括し、 米国の他にインド、中国を含む海外市場において、3億ドルを超える売上実績を達成)。 また、Menlo Venturesのマネージングディレクタを務めるMark Siegel氏が、取締役会に 参加するよう予定されている。

■最近の資金調達状況 シリーズAの投資ラウンドでCMEA VenturesおよびRedpoint Venturesより1,500万ドルを調達。 また、2009年7月に完了したシリーズBでは、Menlo Venturesが牽引し、上記2社の投資機関も これに参加し、2,000万ドルを確保。最新ラウンドでの調達資金は、データセンター技術の開発に加え、 世界規模での販売戦略に運用される予定。

■事業および技術概要 2007年、Sun Microsystems社の同僚として、長年の経験を積んだJohn Busch氏(CEO)と Thomas McWilliams氏(CTO)が起業。Web 2.0およびクラウドコンピューティングを利用した データセンターでは、経費の上昇やワークロードの増加、データの複雑化が課題とされており、 同社では、これに対処する技術に取り組んでいる。2009年4月にステルスモードを逸脱し、 現行のMemcached(コンテンツのキャッシングに利用される、オープンソースを使った分散型 メモリーキャッシングシステム)、MySQLデータベース用としてそれぞれ 「Schooner Appliance for MySQL EnterpriseTM」、「Schooner Appliance for Memcached」の 2製品を発表。「Nehalem」(開発コードネーム)技術を基盤とする「Xeon 5560」(Intel社の 最新プロセッサ)搭載のIBM System x3650 M2を使用。いずれの製品も512GBのSSD「Intel X25-E」 および64GBメモリを内蔵しており、1/10ギガビットイーサーネットに対応している。 同社の説明によると、既存のデータセンターソリューションに対し、消費電力と設置面積を8分の一に 縮小する一方で、8倍の高性能と60%の経費削減を実現。今月より一基45,000ドルで販売開始する方針。 同社技術に類似した製品開発では、同じくスタートアップ企業のVirident Systems社がある。

■業界での評判など 2009年8月、FLASH MEMORY SUMMIT 2009において、最優秀賞を獲得。同年6月、業界専門誌『eWeek』が 月間で発表する注目の新製品にも挙げられている。

■データセンターに焦点を当てた技術の必要性 データセンターにおける消費電力やTCO(総所有コスト)の削減、設置面積の縮小、クーリング機能の 強化などを目指した、いわゆる「グリーンサーバ」は、今後、従来のX86/RISCを利用したシステムの 代替となる可能性が十分考慮される。Schooner社やその競合にあたるVirident社(前述)などでは、 検索インデックスや、通常、DRAMに移行されるタスクに対応した、低電力、不揮発性のメモリを使用。 Frost & Sullivan社の報告によると、32GBのDRAMを搭載した5000基構成のサーバファームは、 128GBのDRAMを装備した1250基構成のサーバファームに縮小可能であるとされている。その結果、 4年間における消費電力と物理面積の経費がそれぞれ75%、資本支出も45%削減可能であると期待されている。 Environmental Protection Agency(環境保護庁)の調査結果によると、米国内のデータセンターでは、 現在、電力費のみで年間30億ドルを消費している。また、電力量に関しても、今日の610億キロワット時から 2011年には、1,000億キロワット時へと増加するものと見られている。また、先のFrost & Sullivan社では、 データセンターにおける設置サーバの台数に関しても2007年の220万台から2010年には、680万台に 到達するものと見込んでいる。こうした状況を明確に把握し、的確な対処製品の開発へ先駆けて取り組む スタートアップ企業には、投資家からの関心がさらに高まっている。


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