WiTricity
by Kanabo Consulting Inc. on September 24th, 2013

WiTricity(ワイトリシティ)
■技術の分野:クリーンテクノロジー
■ステータス:未公開企業
■設立年:2007年
■社員数:11名~50名(情報源:LinkedIn)
■所在地:149 Grove St. Watertown, MA 02472
■連絡先:617-926-2700
■URL:www.witricity.com
■主な経営陣
Eric Giler氏(CEO、取締役員)、Marin Soljačić博士(取締役員、共同設立者)、Katie Hall博士(CTO)、Morris Kesler博士(Chief Engineer)、
David Schatz氏(VP of Sales & Business Development, AIMM)、
Steve Chen氏(VP of Sales & Business Development, Consumer Electronics)、Joanne Bryce氏(CFO)、Andre Kurs氏(Staff Scientist、共同設立者)
■最近の資金調達状況
2008年5月、シリーズBの投資ラウンドでStata Venture Partners、Argonaut Partnersより総額400万ドルを調達。
■事業および技術概要
社名はWirelessとElectricityを組み合わせた造語。Marin Soljačić博士率いるMITの物理学研究チームが取り組んで来た、ワイアレス充電の原理伝達方式(磁界共鳴方式:非接触電力伝送の方式の中で、送電・受電の両側にコイルおよびコンデンサを実装し、それぞれの共振器を磁界共鳴させることで電力伝送を行う手法。受電側は、共鳴から発生した高周波を整流回路で直流へと転換させ、電力として使うことができる)を2005年に発表し、その2年後、スピンアウトの形で設立された。同社技術の誕生には、Soljačić博士自身の経験が発端となった。同氏は、電池が消耗する際、携帯電話が発信する音で夜間に何度となく起こされた。これにヒントを得て、ワイアレス充電の必要性を見出し、研究活動に着手するようになった。同社技術は、充電対象物との距離が1センチメートル以下という近距離から、数メートル程度まで対応可能。実際の運用範囲は対象物の規模や物理環境、必要とされる電力量等に応じて異なるが、電磁誘導方式など他のアプローチと比較した場合、より長い伝送距離に対応できる点が特徴的である。同社技術の用途は家電をはじめ住宅、工業用ロボット、工具、軍事用機器など多岐に渡るが、近年では、医療機器と電気自動車(EV)での実用において、さらに高い関心を集めている。
■医療機器に大きな好影響を与える可能性:
例えば、現在、医療機関で広く使用されている植込型除細動器(ICD)や心臓再同期療法向け機器、心臓ペースメーカー等はいずれも低電力を必要とするもので、充電方式には対応していない。このため、一定の期間が過ぎると、再手術によって機器の交換が必要となるが、充電対応の機器が開発されれば、再手術や体外からチューブ等を皮膚に貫通することなく充電が可能になる。患者にとっては、簡単かつ安全な方法で健康を維持できるようになる。
■電気自動車の購入意欲を高める充電技術:
近年、Pike社が発表した報告書によると、ワイアレス充電技術の導入が要因となり、世界全体における電気自動車の販売台数は、2012年の12万台から2020年には28万台に増加するものと予測されている。ワイアレス充電技術の導入は、確かに電気自動車メーカーにとって大幅な投資となるが、対応インフラが広く普及するにつれ、その利便性に対し潜在顧客の購入意欲が高まる可能性が考慮される。米国内では、Googleが社員向けに無料でワイアレス充電の使用を許可している。韓国では、プロトタイプのバス路線にワイアレス充電パッドを使用し、車両の運用実験を進めている他、欧州においても、ワイアレス充電に取り組むQualcommが大手Renaultとの間で2年間の技術提携を結び、ワイアレス電力を道路に埋め込むプロジェクトを開始させている。
■技術の分野:クリーンテクノロジー
■ステータス:未公開企業
■設立年:2007年
■社員数:11名~50名(情報源:LinkedIn)
■所在地:149 Grove St. Watertown, MA 02472
■連絡先:617-926-2700
■URL:www.witricity.com
■主な経営陣
Eric Giler氏(CEO、取締役員)、Marin Soljačić博士(取締役員、共同設立者)、Katie Hall博士(CTO)、Morris Kesler博士(Chief Engineer)、
David Schatz氏(VP of Sales & Business Development, AIMM)、
Steve Chen氏(VP of Sales & Business Development, Consumer Electronics)、Joanne Bryce氏(CFO)、Andre Kurs氏(Staff Scientist、共同設立者)
■最近の資金調達状況
2008年5月、シリーズBの投資ラウンドでStata Venture Partners、Argonaut Partnersより総額400万ドルを調達。
■事業および技術概要
社名はWirelessとElectricityを組み合わせた造語。Marin Soljačić博士率いるMITの物理学研究チームが取り組んで来た、ワイアレス充電の原理伝達方式(磁界共鳴方式:非接触電力伝送の方式の中で、送電・受電の両側にコイルおよびコンデンサを実装し、それぞれの共振器を磁界共鳴させることで電力伝送を行う手法。受電側は、共鳴から発生した高周波を整流回路で直流へと転換させ、電力として使うことができる)を2005年に発表し、その2年後、スピンアウトの形で設立された。同社技術の誕生には、Soljačić博士自身の経験が発端となった。同氏は、電池が消耗する際、携帯電話が発信する音で夜間に何度となく起こされた。これにヒントを得て、ワイアレス充電の必要性を見出し、研究活動に着手するようになった。同社技術は、充電対象物との距離が1センチメートル以下という近距離から、数メートル程度まで対応可能。実際の運用範囲は対象物の規模や物理環境、必要とされる電力量等に応じて異なるが、電磁誘導方式など他のアプローチと比較した場合、より長い伝送距離に対応できる点が特徴的である。同社技術の用途は家電をはじめ住宅、工業用ロボット、工具、軍事用機器など多岐に渡るが、近年では、医療機器と電気自動車(EV)での実用において、さらに高い関心を集めている。
■医療機器に大きな好影響を与える可能性:
例えば、現在、医療機関で広く使用されている植込型除細動器(ICD)や心臓再同期療法向け機器、心臓ペースメーカー等はいずれも低電力を必要とするもので、充電方式には対応していない。このため、一定の期間が過ぎると、再手術によって機器の交換が必要となるが、充電対応の機器が開発されれば、再手術や体外からチューブ等を皮膚に貫通することなく充電が可能になる。患者にとっては、簡単かつ安全な方法で健康を維持できるようになる。
■電気自動車の購入意欲を高める充電技術:
近年、Pike社が発表した報告書によると、ワイアレス充電技術の導入が要因となり、世界全体における電気自動車の販売台数は、2012年の12万台から2020年には28万台に増加するものと予測されている。ワイアレス充電技術の導入は、確かに電気自動車メーカーにとって大幅な投資となるが、対応インフラが広く普及するにつれ、その利便性に対し潜在顧客の購入意欲が高まる可能性が考慮される。米国内では、Googleが社員向けに無料でワイアレス充電の使用を許可している。韓国では、プロトタイプのバス路線にワイアレス充電パッドを使用し、車両の運用実験を進めている他、欧州においても、ワイアレス充電に取り組むQualcommが大手Renaultとの間で2年間の技術提携を結び、ワイアレス電力を道路に埋め込むプロジェクトを開始させている。
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