PlumGrid

by Kanabo Consulting Inc. on November 21st, 2013

PlumGrid(プラムグリッド)
 
■技術の分野:SDN
■ステータス:未公開企業
■設立年:2011年
■社員数:約50名(LinkedIn)
■所在地:830 E. Arques Avenue
Sunnyvale, CA 94085
■連絡先:408-800-7586
■URL:www.plumgrid.com
 
■主な経営陣
Awais Nemat氏(CEOおよび共同設立者)、Pere Monclus氏(CTOおよび共同設立者)、Lele Nardin氏(VP Engineering)、Sushil Singh氏(Architect および共同設立者)、Valentina Alaria氏(Head of Product Management)、
Kash Iftikhar(VP Sales and Business Development)
 
■最近の資金調達状況
2012年8月に完了したシリーズAの投資ラウンドでHummer Winblad Venture PartnersおよびUS Venture Partnersより1070万ドルを調達。
 
■事業および技術概要
近年においては、多数の高度機能を搭載した高価なネットワーク機器を購入する代わりに、機能性を縮小化した安価なSoftware-Defined Networking(SDN)ソフトの導入を検討する企業が増加している。このSDNソフトを利用したネットワークは、従来のそれに比べ設置・変更作業が非常に簡単で、クラウドコンピューティング技術との互換性も高いとされる。大手シスコ出身のエンジニアらが設立したPlumGridは、SDN業界の中でも特に注目を集めている新興企業である。事実、同社CEOを務めるAwais Nemat氏は、Catalyst 6500、Nexus 7000スイッチなどシスコの主力製品の開発に携わった人物である。また、CTOのPere Monclus氏も「Cisco Distinguished Engineer」に選ばれた優秀なエンジニアとして、シスコ在職中もSDN技術の黎明期においてプロトタイプの開発を手掛けた。このSDNの開発においては、オープンソースを利用したOpenFlowと呼ばれるネットワーク制御技術を利用する企業が多いのに対し、PLUMgridでは、敢えてこれを使用せず、仮想ネットワーキングにおけるオーバレイソリューション(Virtual Network Infrastructure:VNI)の提供により、異なるアプローチを採用。VXLAN規格(イーサネットフレームをカプセル化することで、レイヤー3のネットワーク上に論理的なレイヤー2ネットワークを構築できるトンネリングプロトコル)を使用する同社のVNIは、クラウドデータセンター(私設および公衆)を構築する企業やサービスプロバイダに適した設計となっている。同社によると、PlumGridのソフトはOpenFlowのように無償のオープンソースではないが、開発者側ではPlumGridのサイト(アプリストア)経由で配布されるソリューション向けアプリを開発することができる。この他、同社のプラットフォーム分散型のシステムであることから、機器を使った通常のソリューションに対し、より拡張性が高いとされている。
 
■シスコの有力な競合企業と提携関係を拡大
製品第一号であるPlumGrid Platformは、既に大手企業からの注目を集めている。ここで特記すべき点は、その大半がシスコと競争関係にあること。PlumGridではA10 NetworksをはじめArista Networks(シスコの元エンジニアJayshree Ullal氏が設立)、Broadcom、Check Point Software、 Citrix、F5 Networks、Palo Alto Networksなど様々な企業と幅広い提携関係を持っている。また、新たなネットワーク技術の基盤を提供しているAT&T's Foundry Programにも参画するなど業界での活動にも活発的に取り組んでいる。
 
■SDN市場における将来の展望
IDCの調査結果によると、現在、230億ドル規模に達するネットワーキング機器市場はシスコが先導しているが、2016年までには、新たなSDN 市場が40億ドルに相当するマーケットシェアでこの様相に大きな変化をもたらすものと予測されている。SDN製品は非常に新しい技術であり、実際の導入よりも検討段階にある企業の方が多いが、SDN技術に特化した新興企業の中には、既に業界大手から強い関心を惹いている企業もある。昨年においては、VMwareがスタートアップ企業Niciraを12億6000万ドルで買収した他、Juniper Networksにおいては、Contrail Systemsがステルス段階を逸脱し、技術および事業内容を発表してから僅か2日後に同社を1億7600万ドルで子会社化した。また、F5 Networkに関しても今年の2月、同様に技術・事業内容の公表から10ヶ月足らずでLineRateを高額な価格で買収している。



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