Anki
by Kanabo Consulting Inc. on January 21st, 2014

Anki(アンキー)
■技術の分野:人工知能/ロボティックス
■ステータス:未公開企業
■設立年:2010年1月
■社員数:35名(2014年1月現在)
■所在地:55 2nd Street 15th Floor San Francisco, CA, 94105
■URL:www.anki.com
■主な経営陣
Boris Sofman氏(共同設立者およびCEO)、Mark Palatucci氏(共同設立者およびCPO)、Hanns Tappeiner氏(共同設立者および社長)、Tami Bhaumik氏(VP of Marketing)
■最近の資金調達状況
2013年6月に完了したシリーズAおよびBの投資ラウンドでAndreessen Horowitz、Index Ventures、Two Sigma Venturesより総額5000万ドルの資金を調達。
■事業および技術概要
カリフォルニア州サンフランシスコ市に拠点を置くAnkiでは、ロボット工学と消費者向けの人工知能(AI)を混合したプラットフォームを開発。Carnegie Mellon Robotics Instituteで博士号を取得した技術者らが集まり、ロボット工学の実験・研究室に留まっていた技術を消費者レベルで展開すべく、2010年に設立された。ステルスモードで進められていた研究開発段階を経て、2013年6月、Apple主催のWorldwide Developers Conference(WWDC)における基調講演で製品を公開した。初製品として発表された「Anki Drive」では、他のプレイヤーや同ゲームの人工知能システムが操作する車とレースをすることができる。現在、カナダを含む北米のAppleストアの他Apple.com、Anki.comにおいて200ドルで販売されている。同製品では、人口知能が操作する車の反応速度が非常に俊敏だが、これには、運転ロジックを毎秒500回確認し、車輪に2ミリ秒ごとに位置情報を伝送するコンポーネントが鍵となっている。Anki Drive」では、先に述べた通り、他のプレイヤーとの対戦や人工知能を使った対戦者の選択ができる他、自身の車を走行させたり、武器の操作にも対応している。また、対戦相手の車を自身の車の方に引き寄せるトラクタービームなどユニークな機能も搭載。Anki Driveでは、車が常時、走行位置を確認できるよう光学物質に基づく特別な塗料を施した実際のレーシングコースが使用される。
■同社における将来展望
業界関係者の間では、ロボット工学と人工知能の市場展開は、過去にコンピュータが誕生した様相に類似しているという意見が聞かれる。つまり、量産体制が整うまでは、非常に高額な技術であり、一般消費者レベルでの拡散には時間を要するというのが一般的な捉えかたである。これに対し、Ankiは当初から200ドルの低価格で、技術力と娯楽性の両面で革新性を追求した製品を消費者市場に紹介したことで、大きな注目を浴びた。Appleからの強い擁護を受ける主な要素にもなった。同社に関しては、Anki Driveでの成功を礎に、今後も人工知能/ロボット工学技術を利用し、消費者に身近な製品開発の多様化が期待されている。
■技術の分野:人工知能/ロボティックス
■ステータス:未公開企業
■設立年:2010年1月
■社員数:35名(2014年1月現在)
■所在地:55 2nd Street 15th Floor San Francisco, CA, 94105
■URL:www.anki.com
■主な経営陣
Boris Sofman氏(共同設立者およびCEO)、Mark Palatucci氏(共同設立者およびCPO)、Hanns Tappeiner氏(共同設立者および社長)、Tami Bhaumik氏(VP of Marketing)
■最近の資金調達状況
2013年6月に完了したシリーズAおよびBの投資ラウンドでAndreessen Horowitz、Index Ventures、Two Sigma Venturesより総額5000万ドルの資金を調達。
■事業および技術概要
カリフォルニア州サンフランシスコ市に拠点を置くAnkiでは、ロボット工学と消費者向けの人工知能(AI)を混合したプラットフォームを開発。Carnegie Mellon Robotics Instituteで博士号を取得した技術者らが集まり、ロボット工学の実験・研究室に留まっていた技術を消費者レベルで展開すべく、2010年に設立された。ステルスモードで進められていた研究開発段階を経て、2013年6月、Apple主催のWorldwide Developers Conference(WWDC)における基調講演で製品を公開した。初製品として発表された「Anki Drive」では、他のプレイヤーや同ゲームの人工知能システムが操作する車とレースをすることができる。現在、カナダを含む北米のAppleストアの他Apple.com、Anki.comにおいて200ドルで販売されている。同製品では、人口知能が操作する車の反応速度が非常に俊敏だが、これには、運転ロジックを毎秒500回確認し、車輪に2ミリ秒ごとに位置情報を伝送するコンポーネントが鍵となっている。Anki Drive」では、先に述べた通り、他のプレイヤーとの対戦や人工知能を使った対戦者の選択ができる他、自身の車を走行させたり、武器の操作にも対応している。また、対戦相手の車を自身の車の方に引き寄せるトラクタービームなどユニークな機能も搭載。Anki Driveでは、車が常時、走行位置を確認できるよう光学物質に基づく特別な塗料を施した実際のレーシングコースが使用される。
■同社における将来展望
業界関係者の間では、ロボット工学と人工知能の市場展開は、過去にコンピュータが誕生した様相に類似しているという意見が聞かれる。つまり、量産体制が整うまでは、非常に高額な技術であり、一般消費者レベルでの拡散には時間を要するというのが一般的な捉えかたである。これに対し、Ankiは当初から200ドルの低価格で、技術力と娯楽性の両面で革新性を追求した製品を消費者市場に紹介したことで、大きな注目を浴びた。Appleからの強い擁護を受ける主な要素にもなった。同社に関しては、Anki Driveでの成功を礎に、今後も人工知能/ロボット工学技術を利用し、消費者に身近な製品開発の多様化が期待されている。
Posted in Robotics and AI, Company Profile Tagged with no tags
Search
Categories
AI (2)
Big Data (4)
Clean Technology (7)
Cloud Computing (7)
Collaboration (7)
Company Profile (74)
Data Center (3)
Drone (1)
FinTech (7)
Healthcare (2)
Internet (1)
IoT (2)
Networking (3)
Open Source (1)
Robotics and AI (3)
SaaS (8)
Security (7)
Semiconductor (1)
Smart Grid (2)
Social Media (3)
Storage (3)
SWOT (11)
Updates (1)
Tags
no tags