TigerText

by Kanabo Consulting Inc. on March 3rd, 2014

TigerText (タイガーテキスト)
 
■技術の分野:メッセージング
■ステータス:未公開企業
■設立年:2010年2月
■社員数:70名(2014年3月現在)
■所在地:1515 7th Street #43 Santa Monica, CA 90401
■URL:www.tigertext.com
 
■主な経営陣
Brad Brooks氏(共同設立者およびCEO)、Sean Whiteley氏(COO)、Sumeet Bhatia氏(CTO)、Marc Ladin氏(CMO)、Mike Vitale氏(SVP, Enterprise & Channel Sales)
 
■最近の資金調達状況
2010年9月、エンジェル投資家のHerb Madan氏、Bert Ellis氏より190万ドルを調達。2012年2月に完了したシリーズAではEaston Capital、
New Science Venturesから820万ドルを確保した。また、2014年1月には、さらにシリーズBの投資ラウンドでShasta VenturesをはじめOrbiMed Advisors、Reed Elsevier Ventures、TELUS、Easton Capital、New Leaf Venture Partners、New Science Venturesから2100万ドルの大型投資を集めた。
 
■事業および技術概要
TigerTextでは、病院等の医療機関を主体に、HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act:医療保険の携行性と責任に関する法律)に準拠したメッセージングアプリを開発。患者の医療データや個人情報の安全性を追求するよう全てのメッセージを暗号化するもので、PCとスマートフォンの両方に対応している。受信者がメッセージを読むと、即時にその通知が画面表示されるため、送信者はそのメッセージを抹消できる。また、メッセージの有効期間を事前設定し、添付ファイルを送信することも可能。この他、コンタクト先を体系化し、特定のグループを組成する機能も搭載されている(Active Directory対応)。特に病院等の医療機関では、看護婦が患者への処置を行う前に、同アプリを通じて医師からの指示や情報を迅速に受けることで、作業の円滑化と患者の安全性が確保される。TigerTextのCEOを務めるBrad Brooks氏によると、現在、米国内では医療産業における組織の70%近くが、業務目的でのコミュニケーションツールとしてSMSを日常的に使用していると述べている。同社に関しては、Fortune 500の7%に当たる企業の他、10件を超える米国の大手病院と提携関係を持っている。
 
過去2年間においては、WellconをはじめAdventist Health、 Hartford Healthcare、Hoag Health Network、University of Connecticut、Health Allianceなどヘルスケア業界を主体に新たな導入顧客を開拓し、同社アプリのダウンロード回数は300万回を超えている。2013年10月には、一般消費者向けの無償アプリとエンタープライズ向けの有償アプリを混合させたバージョン(フリーミアムプラン)を発表。
 
■同社アプリの導入による成功事例
TigerText の報告によると、南カリフォルニアの某病院では、放射線科と救急病棟でTigerText を導入。導入以前は、電話を使って検査結果等の通知を報告していたが、同アプリの導入により、電話での通信回数が減少し、一日に一時間の短縮が図られるようになった。コミュニケーション機能も上昇し、月間にして500万ドル以上の経費削減にも繋がったとされる。この他、私設の医療機関では、同社アプリの活用により、患者が受ける検査の重複ミスが回避された結果、評判が良くなり、口コミで新規患者が25%増加したとされている。
 
■競合アプリ
TigerTextと同様、メッセージの暗号化を行うHIPAA準拠のアプリには、WickrやSilent Circle等が存在する。安全性を追求したメッセージングアプリとしては、現在、Snapchatが高く評価されており、今後は、特にSnapchatとの競争を経てマーケットシェアを拡大していくことが課題となる。



Posted in Collaboration, Company Profile    Tagged with no tags

Search

Follow

follow on
Tags

no tags
Recent Newsletters