Medici
by Kanabo Consulting Inc. on June 23rd, 2020

Medici(メディチ)
■技術の分野:ヘルスケア
■ステータス:未公開企業
■設立年:2016年
■社員数:70名(2020年4月現在:CrunchBase調べ)
■所在地:7500 Rialto Blvd, Austin, Texas 78735
■URL:www.medici.md
■主な経営陣
Clinton Phillips氏(設立者およびCEO)、Allen Darnell氏(CTO)、
Neil Kinsley氏(Managing Director for Medici Africa)、Francois Jansen van Rensburg氏(CFO)Chris Turner氏(VP Sales)、Peter Haller氏(Director of Product Management)等。
■最近の資金調達状況
2020年4月、シリーズBの投資ラウンドで2400万ドルを調達。同ラウンドには、既存投資家のBarry Sternlicht氏(Starwood Capital Group会長)、 Howard Jenkins氏(Publix)、Kenneth Griffin氏(CEO of Citadel)、Nathan Kirsh氏(Kirsh Group)が参加した。これによりMediciでは2016年の設立以来、総額にして7000万ドル強の資金を確保したことになる。
■事業および技術概要
Mediciでは、2万人に上る医療サービス提供者と患者を対象に、HIPAA規格に準拠したバーチャルヘルスケアプラットフォームを提供。テキストや音声、動画チャット等を通じて医師等の医療関係者と患者間におけるコミュニケーションの安全性を追求したサービスである。コロナ禍の状況が悪化する中、Mediciでは今年の2月から4月における登録患者数が第四四半期比で1,409%の急激な増加を見せたと報告。特に4月に関しては、同社のプラットフォーム経由でコンサルテーションを受信した患者数は12万人を超えている。この数字に関しても前年同期比で15倍に上昇。その結果、2019年第四四半期に対し2020年の第一四半期は、利用頻度と売上のいずれも400%の成長に至った。同社サービスの利用者は、医師のほか千人以上の獣医も含まれる。同社CEOによると、類似したサービスはDoctors on DemandをはじめMDLIVE、Teladocなど多数の企業でも提供されているが、最も顕著な差別化は任意の医師ではなく、自身の主治医と実際に会話をしたり、連絡を取り合うことができる点にある。同社では、医療関係者の意見やフィードバックに耳を傾け、プロットフォームの改良に努めている。例えば、患者からの質問に携帯電話で応答することが難しいといった意見を踏まえ、数年前にはデスクトップ版を開発。また、グループチャット機能を追加することで、医師側では自分のアシスタントや専門医を交えて患者からの質問や相談に対応することも可能にした。HIPAA規格に準拠させることで、医師と患者間の通信履歴や情報などに関するプライバシーも確約されているため、医療関係者の間でも評価の高い技術である。現在、サービス提供は85%が米国内に特化したものであるが、先に述べた最新ラウンドでの資金を利用し、アフリカ市場への拡大を視野に入れている。
■技術の分野:ヘルスケア
■ステータス:未公開企業
■設立年:2016年
■社員数:70名(2020年4月現在:CrunchBase調べ)
■所在地:7500 Rialto Blvd, Austin, Texas 78735
■URL:www.medici.md
■主な経営陣
Clinton Phillips氏(設立者およびCEO)、Allen Darnell氏(CTO)、
Neil Kinsley氏(Managing Director for Medici Africa)、Francois Jansen van Rensburg氏(CFO)Chris Turner氏(VP Sales)、Peter Haller氏(Director of Product Management)等。
■最近の資金調達状況
2020年4月、シリーズBの投資ラウンドで2400万ドルを調達。同ラウンドには、既存投資家のBarry Sternlicht氏(Starwood Capital Group会長)、 Howard Jenkins氏(Publix)、Kenneth Griffin氏(CEO of Citadel)、Nathan Kirsh氏(Kirsh Group)が参加した。これによりMediciでは2016年の設立以来、総額にして7000万ドル強の資金を確保したことになる。
■事業および技術概要
Mediciでは、2万人に上る医療サービス提供者と患者を対象に、HIPAA規格に準拠したバーチャルヘルスケアプラットフォームを提供。テキストや音声、動画チャット等を通じて医師等の医療関係者と患者間におけるコミュニケーションの安全性を追求したサービスである。コロナ禍の状況が悪化する中、Mediciでは今年の2月から4月における登録患者数が第四四半期比で1,409%の急激な増加を見せたと報告。特に4月に関しては、同社のプラットフォーム経由でコンサルテーションを受信した患者数は12万人を超えている。この数字に関しても前年同期比で15倍に上昇。その結果、2019年第四四半期に対し2020年の第一四半期は、利用頻度と売上のいずれも400%の成長に至った。同社サービスの利用者は、医師のほか千人以上の獣医も含まれる。同社CEOによると、類似したサービスはDoctors on DemandをはじめMDLIVE、Teladocなど多数の企業でも提供されているが、最も顕著な差別化は任意の医師ではなく、自身の主治医と実際に会話をしたり、連絡を取り合うことができる点にある。同社では、医療関係者の意見やフィードバックに耳を傾け、プロットフォームの改良に努めている。例えば、患者からの質問に携帯電話で応答することが難しいといった意見を踏まえ、数年前にはデスクトップ版を開発。また、グループチャット機能を追加することで、医師側では自分のアシスタントや専門医を交えて患者からの質問や相談に対応することも可能にした。HIPAA規格に準拠させることで、医師と患者間の通信履歴や情報などに関するプライバシーも確約されているため、医療関係者の間でも評価の高い技術である。現在、サービス提供は85%が米国内に特化したものであるが、先に述べた最新ラウンドでの資金を利用し、アフリカ市場への拡大を視野に入れている。
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