Rasa
by Kanabo Consulting Inc. on August 24th, 2020

Rasa(ラサ)
■技術の分野:AI
■ステータス:未公開企業
■設立年:2016年
■社員数:約50名(2020年8月現在:CrunchBase調べ)
■所在地:845 Market St, Suite 450 San Francisco, CA 94103
■URL:www.rasa.com
■主な経営陣
Alex Weidauer氏(共同設立者およびCEO)、Alan Nichol氏(共同設立者およびCTO)、Kasey Byrne氏(VP Marketing)、Vladimir Vlasov氏(Senior Machine Learning Researcher)、Philipp Wolf氏(Head of Business Development)、Tom Bocklisch氏(Director of Engineering)、Jenna Mackey氏(Head of Finance)等。
■最近の資金調達状況
2020年6月に完了したシリーズBの投資ラウンドでは、Andreessen Horowitz、Accel Partnersを主体に複数の投資機関から2600万ドルを調達。同社によると、この資金は機械学習技術の研究、新製品の開発活動、デベロッパの教育に運用していく方針。今回の投資ラウンドを含め、総額にして4000万ドルを確保。これまで出資を行った投資機関には468 Capital、Basis Set Ventures、Mango Capital等がある。
■事業および技術概要
チャットボット向けの標準インフラを開発。高性能かつより強固なコンテクストアシスタントを構築するためのツールとして、提供開始以来、世界に広がるデベロッパーコミュニティを主体にダウンロード件数が300万に達している。同社プラットフォームを利用して、Covid-19に関する情報提供の手段にチャットボットを構築したWHOをはじめ、Deutsche Telekom、BMW、Airbus等を顧客に抱える。同社技術はテキスト、音声、複数の言語、ビジネスロジック、単独・複数の趣旨のサポートに焦点を当て、実際の会話から学習すると同時に既存のシステムおよびチャンネルと統合することが可能。同社のチャットボットスィーツにおいては3つの主力製品がある。中でもオープンソースを利用した対話型AIソフトRasa Open Sourceは最も人気が高い。2019年に発表されたRasa Xは、このRasa Open Sourceで構築したAIアシスタントを短期間で改良したり、ウェブやアプリ、スマート機器、Facebook MessengerやSlack等のメッセージングプラットフォーム、カスタムチャンネル等で共有できる無償ツールセットである。Rasa Open SourceとRasa Xを利用する開発者側では、エラー発生時にアシスタントと会話を交わしたり、フィードバックを返信することによりトレーニングデータを生成することができる。この他、会話のフィルタリング、フラッグ、修正を行うことで基盤モデルの追跡や管理、ロールアウト、ロールバックをリアルタイムで実行可能。また、DIETなど最新の言語モデルを簡単な方法でチャットボットに構築できるようなアーキテクチュアを活用することもできる。また、エンタープライズ規模でのコンテクストアシスタントの構築用にはRasa Enterpriseを展開。アシスタントの利用状況、導入や移行、教育、プロジェクトの支援に関するサービス契約についてのメトリックスを明確にする解析機能が搭載されている。HIPAA、GDPR、CCPAをはじめとする様々なセキュリティポリシーや規制に準拠した各種ツールも備わっている。
■コロナ禍におけるRasa技術のビジネス機会
先述の300万件に上るRasaのダウンロード実績はAdobeやDeutsche Telekom、Lemonade、Airbus、Toyota、T-Mobile、BMWに代表される各種大手企業との協力関係も背景になっている。同社によると、過去14カ月間におけるダウンロード件数はそれまでに比べ5倍、コミュニティの会員登録と年間経常利益はいずれも3倍の増加を見せている。こうした同社の成長は、コロナ禍の影響で音声アプリの利用が盛んになり、数十億ドル規模の対話型AI市場で競争が激化した事実に裏付けられている。NPR and Edison Researchの調査結果によると、2020年初頭から4月にかけて、一日に最低一回、音声起動で機器を利用する人々の割合が増えたとされている。
■技術の分野:AI
■ステータス:未公開企業
■設立年:2016年
■社員数:約50名(2020年8月現在:CrunchBase調べ)
■所在地:845 Market St, Suite 450 San Francisco, CA 94103
■URL:www.rasa.com
■主な経営陣
Alex Weidauer氏(共同設立者およびCEO)、Alan Nichol氏(共同設立者およびCTO)、Kasey Byrne氏(VP Marketing)、Vladimir Vlasov氏(Senior Machine Learning Researcher)、Philipp Wolf氏(Head of Business Development)、Tom Bocklisch氏(Director of Engineering)、Jenna Mackey氏(Head of Finance)等。
■最近の資金調達状況
2020年6月に完了したシリーズBの投資ラウンドでは、Andreessen Horowitz、Accel Partnersを主体に複数の投資機関から2600万ドルを調達。同社によると、この資金は機械学習技術の研究、新製品の開発活動、デベロッパの教育に運用していく方針。今回の投資ラウンドを含め、総額にして4000万ドルを確保。これまで出資を行った投資機関には468 Capital、Basis Set Ventures、Mango Capital等がある。
■事業および技術概要
チャットボット向けの標準インフラを開発。高性能かつより強固なコンテクストアシスタントを構築するためのツールとして、提供開始以来、世界に広がるデベロッパーコミュニティを主体にダウンロード件数が300万に達している。同社プラットフォームを利用して、Covid-19に関する情報提供の手段にチャットボットを構築したWHOをはじめ、Deutsche Telekom、BMW、Airbus等を顧客に抱える。同社技術はテキスト、音声、複数の言語、ビジネスロジック、単独・複数の趣旨のサポートに焦点を当て、実際の会話から学習すると同時に既存のシステムおよびチャンネルと統合することが可能。同社のチャットボットスィーツにおいては3つの主力製品がある。中でもオープンソースを利用した対話型AIソフトRasa Open Sourceは最も人気が高い。2019年に発表されたRasa Xは、このRasa Open Sourceで構築したAIアシスタントを短期間で改良したり、ウェブやアプリ、スマート機器、Facebook MessengerやSlack等のメッセージングプラットフォーム、カスタムチャンネル等で共有できる無償ツールセットである。Rasa Open SourceとRasa Xを利用する開発者側では、エラー発生時にアシスタントと会話を交わしたり、フィードバックを返信することによりトレーニングデータを生成することができる。この他、会話のフィルタリング、フラッグ、修正を行うことで基盤モデルの追跡や管理、ロールアウト、ロールバックをリアルタイムで実行可能。また、DIETなど最新の言語モデルを簡単な方法でチャットボットに構築できるようなアーキテクチュアを活用することもできる。また、エンタープライズ規模でのコンテクストアシスタントの構築用にはRasa Enterpriseを展開。アシスタントの利用状況、導入や移行、教育、プロジェクトの支援に関するサービス契約についてのメトリックスを明確にする解析機能が搭載されている。HIPAA、GDPR、CCPAをはじめとする様々なセキュリティポリシーや規制に準拠した各種ツールも備わっている。
■コロナ禍におけるRasa技術のビジネス機会
先述の300万件に上るRasaのダウンロード実績はAdobeやDeutsche Telekom、Lemonade、Airbus、Toyota、T-Mobile、BMWに代表される各種大手企業との協力関係も背景になっている。同社によると、過去14カ月間におけるダウンロード件数はそれまでに比べ5倍、コミュニティの会員登録と年間経常利益はいずれも3倍の増加を見せている。こうした同社の成長は、コロナ禍の影響で音声アプリの利用が盛んになり、数十億ドル規模の対話型AI市場で競争が激化した事実に裏付けられている。NPR and Edison Researchの調査結果によると、2020年初頭から4月にかけて、一日に最低一回、音声起動で機器を利用する人々の割合が増えたとされている。
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